紙の本が無くなっていく

こんにちは。

 

ウチの奥さんは時々思い立ったように図書館に行って本を借りてくる。

実用書や小説、その時々で様々だ。

 

今回はレシピ本を借りてきた。

私がウチの自治会の自主防災会役員をしていることもあり防災レシピ本をかりてきたようだ。

『在宅避難で役立つ食まわりの知恵から日頃の備えまで クックパッド 防災レシピBOOK (扶桑社ムック)』である。

 

どうやらとても気に入ったようで紙の本を買ってくれと頼まれたのでネットで調べた。

ところが楽天では見つからない。アマゾンでは電子書籍しかない。

紙の本は新品がどうやらもう世間には出回っていないようだ。

メルカリやアマゾンで中古が2倍以上の値段ででまわっている。

これは参った。

 

奥さんに状況説明すると電子書籍は無理だから別の本を探す、とのこと。

私はスマホやパソコンで電子書籍も気にせず読むタイプだが、奥さんはそれが受け入れられない人間だ。

気に入って手元に所有する本には付箋を貼りまくり、メモもしまくり、とても要らなくなってからメルカリで売ろうと言える状態ではなくなる。

旅行ガイド本の『るるぶ』シリーズなんて、行きたいと思った観光スポットには付箋とメモだらけなので目茶苦茶分厚くなり、旅行に行くときには既にボロボロになっている。

 

我々以上の年代は特にそういうタイプの人も多いと思う。

だから紙の本が出回らなくなると非常に困る。

だが経済を考えると紙の本はなくなっていくのだろうなあ。

奥さんを含む古き良きアナログ愛好家には本当に気の毒だが、この流れは止められないだろう。

 

デジタル・ディバイドを防ぎたいが難しそうだ。