献血卒業者

こんにちは。

 

私はこれまでの人生でおそらく200回以上は献血をしたことがある。

 

最初は大学時代。

学校の敷地内に献血車が来ていて、献血をするとジュースと鉄道系の500円分のカードがもらえると聞いたので、お得だと思いホイホイと献血車に入っていった。

 

男性は400ml献血をお願いしますと言われ、素直に血を取ってもらった。終了後、少しだけふらふらしたがすぐに治ったので「得をした、ラッキー!」と思ったことを覚えている。

 

その後最寄り駅に献血ルームができたのでまたカードとジュースをもらいに行こうという不純な動機で献血ルームに行った。その時は時間の余裕もあったので成分献血をした。

成分献血のほうが一回の時間はかかるが次回献血ができるまでの期間が短くて済む。

なのでお得な思いをその分たくさんできるという、本当に不純な動機がきっかけで、その後大学時代は成分献血をしまくった。

 

献血ルームもあちこち行った。献血ルームによってもらえるものが異なるのも楽しかった。

献血カードに回数のスタンプが増えていき、回数に応じた表彰も何度も受け、バッジから表彰状、さらには低周波治療器や靴乾燥機までもらったことがある。

 

大学の卒業旅行でロンドンに一日滞在したことが狂牛病に関するチェック項目に引っ掛かってその後数年間は献血から遠ざかったが、イギリス滞在期間が1日ではなく1か月に緩和されたことからまた再開した。

 

ところが2020年5月にいつものように成分献血をしていたところ、ウトウト寝てしまった。これはよくあることなので問題ないのだが、目が覚めると周りが騒然としていた。どうやら私は眠っていたと思っていたのだが、周りからすると気を失っていたらしい。

その日はかなり長い間休憩をとって体調を何度も聞かれ、何とか開放してもらえて家に帰れた。

 

その後その時の履歴が引っ掛かり、献血自体を受けてもらいにくくなった。

私は全く健康体だと思っているのだが仕方がないので、それ以来献血は卒業することにした。

とても良いボランティアだとも思うし、無料でできる健康診断だとも思う。だからできる人は率先してどんどん献血してもらいたいと思う。