勇気がないのか手堅いのか

こんにちは。

人間の性格はなかなか変わらないもので、私は子供の頃から「典型的なA型の長男タイプ」「公務員に向いている」としょっちゅう周りの大人に言われ続けてきた。
今でも似たようなことは言われており、自分では変にあらがうことなく受け入れている。

安定志向の考え方に基づいた考えが身に沁みついている私にとって何か会社や団体といった組織に守られた、自分自身にのしかかる責任というものが薄まるような活動を選ぶ傾向にある。
会社でも管理職になることを固辞しているし、今の会社で定年までいるイメージは持てないと言いながらも、転職は選択肢に入れるが起業独立することは選ぼうとしていない。

しかし無いものねだりはどうしてもしてしまうもので、完全に自分で責任を取るような活動をすることは私にとっては憧れであり、勇気を持てないながらもチャンスがあれば踏み出せるようにしておくのは損ではないと考えてオーディオブックを聞いたり雑誌や書籍を読んだりして情報は頭に入れるようにしている。

しかしもうこの歳だ。チャレンジするならそろそろ考えたほうが良いこともわかっている。いや、遅いかもしれない。
一歩踏み出す勇気を持つにはもう少し生活が安定してから、と思ってしまう。そしてずるずる先延ばしになっていく。
「まだ生活に不安があるから」「もう少し蓄えができてから」「家のローンが足かせになって」と色々理由を着けて先延ばしにしている自分に気が付いている。
でも「いざとなれば家を売って安い物件に引っ越せばよい」「いつでも会社を辞める覚悟はもっている」「どこでも生き抜く自信はある」と腹をくくっている自分も持っているつもりである。

世の中では「直感力」とよく言われるようになったが、アンテナを張り巡らせてチャンスをうかがい、いつかその直感力を発揮して大きな決断をする時が来るはず。
勇気がないのかもしれない。だが手堅くそれまではじっと潜伏して様子をうかがっておこう。