自治会の意義に関して

こんにちは。

 

今年も年度が変わり、自治会の持ち回りの役員交代も特に大きな問題はなく進んだと思われるが、やはり脱会される方が後を絶たない。

どこの自治会も同じ悩みを抱えていると以前聞いたことがあり、皆さん有効な対策を見いだせずにいるらしい。

 

元々の隣組制度の延長で自治会は発生したとネットで調べて読んだことがある。

昔は市町村の様々な伝達事項を住民にくまなく伝えるための役割があったのだと思う。

だが今はインターネットがある。広報紙がある。

回覧板でしか見ることができない重要な情報は無いと言ってもおかしくない。

 

ゴミ出しに関しても、「住民税をきちんと払っているなら自治会に入っていなくてもごみ捨てはできる」というロジックも成立する。

 

自治会が法的根拠のない任意団体という位置付けである以上、必ず入らなければならない、ということはできない。

 

では自治会に入っているメリットは何かと考えると、「入っていたほうが総じて生活しやすいよね」という、ふわっとした感覚に訴える部分だけではないかと私は思っている。

 

今年1月26日のブログに『ウチの自治会に足りないのは互近助だろう』と記したが、あるといえばある。

隣近所レベルの狭い範囲なら。

自治会レベルではあるとは言い難い。

だから脱会する人が出てくる。

日々の「少し先まで考えた生活のしやすさ」よりも「直近の気遣いの煩わしさ」のほうが勝るのだろう。

年輩の方の「人に助けてもらいたくない」というプライドも多分にあるように思う。

 

それぞれの考え方なのでやむを得ないと思う。無理に引き止めるつもりも無い。

私はどうかというと、解散?解会?するまでは抜けるつもりはない。

 

そう遠くない未来、自治会という物自体が日本からなくなってもおかしくないと思う。