こんにちは。
今回はどこにでも起こりうるであろう、月極駐車場の話。
先日うちの近所のご高齢の方から突然携帯に電話があった。
後から知ったのだが自宅の固定電話にも留守電が入っていた。
何かあったのかと思ってスマホからかけなおして話を聞いたところ、すぐそばの月極駐車場に同署している息子さんが駐車場を借りており、その息子さんの運転を頼りに日々の買い物をしているのだが、駐車場オーナーからの立ち退き依頼の手紙が投かんされてきて困っている、助けてほしい、という趣旨だった。
私がいくら頼られているとはいえ息子さんが同居されているのにそれを差し置いて私がいろいろ動くのもおかしな話なので、「お手伝いできる部分はさせていただくことはできますが、基本的には息子さんに動いていただくべきことですのでそれを踏まえてのお困りごとのサポートはします」と伝えた。
息子さんも内部疾患をお持ちのようで何でも自由がきくという訳ではないようなので完全に突き放すこともできない。
その駐車場オーナーも同じ地域の住民なので訪ねていき事情を聴いた。父親から土地などを受け継ぐ手続き上やむを得ない事情があるようで、駐車場を契約されている方には申し訳ないとは思うので代わりの駐車場を紹介するなど個人でできる範囲はさせてもらうつもりと話していた。こちらも気の毒な状況であることには変わりなかった。
私も調べたところ、部屋の賃貸借契約とは異なり、駐車場に関してはオーナーが借りている方に変わりの駐車場を探すだけの十分な期間を設けたうえで立ち退いてもらうことは何ら問題ではないようだ。なのでこのオーナーは非常に良心的な方だと思う。
かといって借りていた人にとっては困った状況であることには変わりない。
いろいろ周りにも相談して考えた結果、近所の駐車場の連絡先リストを渡し、息子さん自ら電話してもらう、ということしかできないと伝えた。
あと、そのうちの一つの不動産屋の営業の方には別の件で話すことがあった際にこの話をしておき、「電話がかかってくるかもしれないのでその際はその方を助けてあげてください」とお願いをしておいた。
私は非力なのでそこまでしかできない。
だができる範囲でのベストを尽くしたと思っている。