父の代理で免許返納手続きをした

こんにちは。

 

昨日のブログで父がもう車もバイクも手放したことを記したが、昨日もう一つ大きな頼み事をされていた。

免許返納手続きの代理だ。

 

本来なら自分で警察署に行って手続きをするのだが、代理でもできる。

確かに、入院中とか寝たきりとかだったら窓口に本人が行って手続きすることは無理だ。

そして父は自宅療養中で、少し無理をすればタクシーを呼んで警察署まで行って手続きをすることはできなくはない。

だが通院もタクシーで行かなければ難しい状態なので、地元の警察署に仮にタクシーで行けたとしても古い建物にはエレベーターがないので階段を上って建物の奥まで歩いて行くのは現実的ではない。

 

私たち家族は父が70歳を過ぎたころから運転に関して非常に心配していた。

あちこちで高齢者による悲惨な交通事故が世間を騒がせているので、その報道を見聞きするたびにできればもう車に乗らないでほしい、免許を返納してもらいたい、思っていた。

 

肝臓がんの大手術を父がした時、一度は免許返納の話が出たが、手術がうまくいって元気になった途端その話はなくなった。手術前のように普通に運転していた。

いつもドキドキしていたのだ。

 

それを思うと今回の自らの申し出は非常に大きな出来事で、当然私たち家族は引き止める理由は無い。実際問題、誰が見てももう運転はできないだろうという状態なので当然と言えば当然だが。

 

原付バイクを引き取ってもらう前にネットでダウンロードした代理人による返納申請書類を印刷し、父に書いてもらい、私も代理人記入欄に記入し、免許証を預かって警察署にその日のうちにすぐに行った。

 

少し時間はかかったがスムーズに手続きは済み、無事に返納できた。

 

免許返納完了とバイク引き渡し完了の報告を電話で父にしたところ、スッキリしたような声で「ありがとう」と言ってくれた。

これもまた大きな仕事を終えた感覚を覚えた。