壁掛け電波時計の修理を試みたが…

こんにちは。

 

私はこれまでも何度かブログに記したとおり、地域でスマホ相談のボランティア活動をしている。

自分の自治会エリアではスマホ相談だけではなく電化製品も対応できるものは面倒見ますよ、と声をかけており、これまでにラジカセ、家の蛍光灯の対応をしたことがある。

 

少し前にLINEで受けた相談で壁掛け電波時計が動かなくなったので見に来てほしいと言われた。

時間があったのですぐにお宅に伺って話を詳しく聞いた。

 

「10年以上前にいただいたからくり時計で、止まっていることに気が付いたので電池を買ってきて交換したが動かない。交換した時、古い電池は3つのうち1つは腐食してかなり錆びて液漏れを起こしていたのでティッシュで電池ボックスの部分は拭いた。」とのこと。

 

シチズン電波時計で、型番からネットで取扱説明書をチェック。

PDFを読み込んで書かれている通りにやってみたがやはりうんともすんとも言わない。

 

液漏れ&サビで内部がダメになっていると思うので、許可をいただいてドライバーをお借りして裏蓋を開けた。

暖色の玄関先の明かりであまり明るいとは言えない環境の中、スマホのLEDライトで照らしながらの作業だった。

基盤部分の液漏れ付着部分を可能な限り拭きとってみたり、サビ付き部分を削ってみたりした。

プラスドライバーはお宅にあったものをお借りできたが、ニッパーは無かったので代わりに紙切ハサミをお借りして、電池ボックスにつながっている銅線を繋ぎなおしてみようと思い、絶縁カバーを剥がしていると、あまりに細かい作業だったことと明るさが少し足りなかったこと、私の老眼もあってか、他の銅線もかなり劣化して切れかけだったようで簡単に切れてしまった。

 

これ以上は無理と判断し、ご相談いただいた方に説明した。

その方は横でずっと作業を見守ってくださっていたこともあり、このまま続けたとしても時計が復活する可能性は低そうだと納得してくださり、ここまでやってくれてありがとうと逆に感謝されてしまった。

こちらとしては結果的には修理できなかったので申し訳ないばかりなのだが、これで諦めもついたのでスッキリしたとおっしゃっていた。

 

少し悔いは残るが、これからもこういったことも含めて続けていこうと改めて感じた。