「放てば手にみてり」

こんにちは。

 

先日とある書籍をオーディオブックで通勤途中に聴いていると、グサッと刺さって引っかかった言葉があった。

 

道元禅師による言葉とのことだが、「放てば手にみてり」というものだ。

ざっくりした解釈だと、「今持っているものを手放せば、別の新しい本当に求めていたものが手に入るから。」ということらしい。

 

今持っているものを手放し、空いた空間を埋めるように本当に欲しかったもの、やりたかったことがやってきてもっと幸せに満ちたものになると。

 

これまでも記してきた通り、私は今の会社にずっといるつもりはない。

他にもっとやりたいことがある。

だが今の生活を辞めずに続けている限りできることに限界がある。

今持っているもの、つまりは今の仕事を辞めてその代わりに本当にやりたかったことで空いた空間を埋めるということだと解釈した。

 

前から同じことばかり記していると思うが、それはすでに分かっていること。

だから当然その考えを肯定化するこの言葉が突き刺さるのは当たり前のこと。

わかっている。

今はチャンス、タイミングをうかがっている段階だ。

そして代わりに何をするかをもっと具体化させる試みをしている途中だ。

 

少し離れた位置から自分自身を見てみると、自分で自分をわざわざ焦らせているように見える。

離れたところから自分自身に言い聞かせる。

「急ぐ気持ちはよくわかるが焦らずもう少し待て。チャンスは巡ってくる。いつでもダッシュできる準備を、今できるだけのことをしておけ。」

と。