転職”売り手市場

こんにちは。

 

少し前からブログに記している通り、今息子が絶賛転職活動中である。

どういう業界に行きたいというのは特に定まっていないらしく、人とかかわることができて、転職エージェントや実際の面接、職場見学などを通じて条件面も考えて良さそうなところで決めたいとのこと。

 

少し前ならこんな贅沢なことは口に出すこともできないくらい就職難だったが、今は全く様相が異なる。

仕事を探している若者にとっては完全に売り手市場で、簡単に内定が出てしまう。

 

息子も色々考えていて、内定をもらえても浮かれている訳ではなく、自分でも色々調べたり私たち両親だけでなく周りの先輩たちに意見を聴いたりして慎重に決めるように心がけていることがよくわかる。

そういう意味では親バカという訳ではないが我が子ながら安心感を持って見守ることができている。

 

息子に関してはしっかり見定めて仕事を自分で後悔の無いように選んでたくさんの経験を積んでもらいたいと思う一方、社会に対しての危機感を非常に強く感じる。

こんなに簡単に内定を出して良いのか。

どの会社も息子をきちんと見てくれた上で判断していると信じたいが、あまりにもあちこち内定がボコボコ出すぎだ。

 

事情はよく分かる。

単純にどこの業界も若い人材不足で「誰でもいいからとりあえず入社してくれ」という状態なのだろう。

ただ、この先の日本の会社がどんどん淘汰されていき減少するようにしか思えない。

 

今は運送業、建築業、介護業界が既に人材不足で経営できなくなるケースが増えてきているが、他の業界も近い将来、体力のない会社から同様に無くなっていくのだろう。

時代の流れで仕方がないとはいえ、考えれば考えるほど何だか気持ちが落ち込むなあと感じる今日この頃である。