大塚国際美術館に行ってきた

こんにちは。

 

先日、奥さんと一緒に四国へレンタカーを借りて一泊旅行に行ってきた。

 

本来なら父が亡くなってからまだ四十九日は終えていないので喪に服すべきかとも考えたのだが、父の生家が徳島で、この旅行の旅程には私の祖父母、つまり私の父の両親のお墓参りも当初から含んでおり、父の代わりに墓をきれいにしに行こうと考えていた。

そんな中父が亡くなってしまった。また、父は自分の墓を生前に立てており、徳島のお墓には入らないという意思を表していたので、今回あえてこの旅行は予約をしていたこともあるがあえてキャンセルせずにそのまま行くことにした。

墓参りの部分は少し意味が変わってしまい、私にとっての素直な祖父母のお墓詣りというよりは、亡くなった父が「自分で建てたお墓に入るので徳島のお墓には入らないけど認めてくださいね」と言うのを代弁しに行ったような感じか。

 

せっかく徳島に行くということで大塚国際美術館も旅程に入れていた。なかなかいけないのでそのまま行くことにした。

父はそういうところは寛容な人だったので、ダメとは言わなかったはずだ。

 

私は美術、アートな感性はあまり持っておらず、開館前の列に並んでいるときに他の人の雰囲気を見て「あ、何か場違いなところにいる。」と感じた。皆さん非常にまじめでアートに造詣が深そうなお静かな感じの方が多かった。

私のようなガサツな人はいなかった。

 

中を回っていても「なんだかすごい」としかどの絵を見ても言葉が出てこず、何か申し訳ない感じがした。

すごいことはわかる。歴史的事件を背景に説明されている部分は「知識として」関心はするが、それ以上の感情が湧かない。

今回のこの体験、自分にアートな心が無いということが浮き彫りにされたように感じた。