リハビリで懐かしい話ができた

こんにちは。

 

4月30日のブログに記した通り、私の右肘の痛みはまだ残っており、先日予約していたリハビリに行った。

その病院でリハビリに行くのは初めてだった。

 

この日の予約は診療無しでリハビリだけだったので、2階に案内された。

受付して順番を待っていたら、お一人だけ患者にたくさん説明されていらっしゃる作業療法士の先生がいらっしゃった。

順番が来て呼ばれたところはその先生のところだった。

 

非常に気さくな先生で幹部の凝り固まっている部分を念入りにほぐしながら細かく説明をして下さった。

話によると以前この病院で処方されて購入したテニス肘用サポーターはあくまで一般向けのものなのでいわゆる個別の症状に特化したオーダーメイド装具のようなものではないため、ハマって完治する人もいればマシにはなるが治りきるまではいかない人もいるという。

私は長引いているところからすると後者だとのこと。

だからそのサポーターに細工をして様子を見ましょうと説明された。

 

ほぐし終わってからその「細工」が始まった。

何をするのか見ていると、何やら見たことのあるプラスチック板を切って成形している。

私にはすぐにそれが30年近く前の過去私が勤務していた会社で私が輸入を担当し、日本全国の作業療法士向けに販促セミナーに回っていたことのある低温熱可塑性樹脂のプラスチック板そのものだとわかった。

 

先生に「それ、○○ですよね?」と聞くと「そうです、何でご存じなんですか?」と驚かれたので「かなり以前に私は△△に勤めてまして、その素材を輸入してセミナーで全国まわっていたんです。◇◇さん(輸入元の世界的に有名な作業療法士の方)の通訳もしました。過去の話ですが。」と説明した。

すると先生は「私、その方のセミナーを受けたことがあってそれ以来これを使っているんです」とのこと。

 

その業界を離れて長らく私はそんなことから縁遠かったので非常に懐かしく思い、その先生との会話も楽しむことができた。

その先生に奇妙な縁を感じただけでなく、腕も確かで、改造したサポーターを装着すると全く痛みが無くなった。

「痛みのない状態を保てばそのうち患部の炎症も亡くなるので2週間様子を見ましょう。」

とおっしゃった。

 

こういう縁もあるんだ、と非常に嬉しい体験だった。

これなら右肘は治る気がする。