高校時代の担任の先生

こんにちは。

 

ここ最近、奥さんが中高生の時の担任に会いに行くことが何度かある。

長らく会っていなかった同級生たちと久しぶりに同窓会のようなランチ会をして以来、「先生に会おう!」となってからのことだ。

そして先生に一度お会いしてみるとどうやらその老いを強く感じて衝撃を受けたようで、「先生がまだ今くらい動けるうちに一度皆の顔を見せてあげたい」という話になったらしい。

考えてみれば先生も70代後半なので、奥さんが学生だった頃の印象と比べれば老いていて当然である。

まあ、でもこうやって奥さんとその友達が奔走して先生に教え子の顔を見てもらおうとするのはとても良いことだと感じる。

私にとっては羨ましくもある。

 

何故なら私の高校時代の担任の先生は若くして亡くなっているからだ。

私が高校卒業後、大学時代に何度か先生の顔を見に母校を訪れたことがある。

一度飲み会にもお招きして楽しい時間を過ごしたこともあったなあ。

だがマラソンを趣味にしていた先生はある朝に日課であるジョギングから帰ってきて玄関の前で倒れていたらしい。

誰かが救急車を呼び搬送してもらったがそこから意識が戻ることはなく、ICUから生きて出ることはなかったらしい。一月半後に息を引き取ったらしい。

私はそれをだいぶ後に友人から聞いた。

娘や息子の進学の相談もしたかったと心残りである。

 

だから奥さんの先生がご存命でいらっしゃるのは非常に喜ばしいこと。

これからも何度も会って懐かしい話に花を咲かせてもらいたいと願うばかりだ。