切手を集めていたなあ

こんにちは。

 

この前ハガキに切手を貼る機会が久しぶりにあった。

この前郵便料金が値上げされ、ハガキは85円になったため、切手を複数枚貼る必要があったからだ。

 

一度封筒に貼ったが投函しなくてもよくなったためにそのまま置いてあった84円切手が手持ちであったので、それを剥がすのに水に漬けて置いていた。

 

そういえば遠い昔、こんなことばかりやっていたなあ、と思い出した。

 

小学校低学年の頃、私は切手収集にハマっていた。

きっかけは当時近所に住んでいた、私の乳母的存在のおばちゃんにもらった切手だった。

その方のお姉さんが貿易関係の会社で働いていたので海外の珍しい切手をたくさん見せてもらったことから私の収集癖が顔を出したのだ。

 

外国から届いた封筒に貼ってあった切手なので、そのお姉さんは私が切手を喜んでくれるということで、わざわざ切手の周りを残してハサミで封筒を切って集めてくれていた。

時々たまったものをまとめてくださるのでそれが楽しみだった。

色やデザイン、大きさや形、バリエーションに富んで日本の切手とはかなり違う。

どこの国のものか、まったく分からなかったが眺めているだけでワクワクしたのを覚えている。

 

そうやっていただいた切手を、水を張った皿に浮かべて、切手を剥がしていたのだ。

 

剥がした切手はプラスチック製の下敷きに貼っておくと乾いたあとにはきれいに取れた。

その後はキレイにセロハンで包み、切手アルバムに並べて愛でる。

楽しかったなあ。

 

自分の小遣いを貯めて日本の記念切手を集めて売っているセットを買いに行ったことも何度もあった。

すぐ近所に売っているお店があったので当時は流行っていたのだろう。

 

切手収集はお金がいくらあってもきりがないと思ってしまったこと、他の事に興味が移ったことからやめたのだが、先日フッと思い出して懐かしく感じたのだった。