こんにちは。
先日、地元自治体が開催した人権関係の講演会を聴講した。
テーマは今年4月に法的義務化された改正障害者差別解消法に記された「合理的配慮」についてだった。
これは直接的には雇用主になる企業や、サービスを提供する事業者が関わってくるものではあるが、社会全体にかかわることでもあるので誰もが知っておくべきこと、考えるべきことだと思う。
(参考URL:https://www.carefit.org/social_model/gouriteki_hairyo/)
以前私がかかわったことのある知的障害をお持ちの青年が、支援学校卒業時に紹介されて就労していた会社が倒産し、従業員の多くが給与未払いになるというトラブルに巻き込まれていた。
その後その青年はずっと就労できずにいた。
私がかかわっている間は愚痴や悩みを聞いてあげることしか立場上できなかったため踏み込んでいくことはできなかった。
そのうちコロナ禍になり、かかわりを持つことができなくなって今に至る。
どこかで就労の機会に巡り合っていれば良いのだが。
そんなこともあったため、障害を持った方の就労支援にも興味を持ち、パソコンボランティアにも参加するようになった。
普段から新しい情報を入れているので正直言って今回の講演会で何か新しい発見や気づきがあった訳ではない。
だが、こうやって専門家の方の話を直接聞くことも必要だと思っている。
もう一つ良いことは参加者で事例に対して意見を交わしあうワークがあること。
自分の頭の中だけで完結させていると考え方が凝り固まること想像できるのでこうやってアウトプットして話し合う機会も必要だと思う。
そういった意味で非常に有意義だった。
この「合理的配慮」は結局のところ「双方の調整」に尽きるので決まった答えは無いと思う。
皆がお互い話し合って双方に納得できる落としどころを見つけましょう、ということなのだと再認識できたので良かったと思う。
また機会があれば参加しよう。