こんにちは。
またポッドキャストからの話だが、興味深いものがあった。
京都府京丹後市が2025年度から、認知症のある人や家族の支援ツールとして生成AIを活用したチャットボットを導入するとのこと。
この取り組みは全国初のことらしい。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2406/24/news161.html
こういうAIの使い方はとても良い方向だと思うし、ニーズも大きいと思う。
また、いくら地域包括支援センターや自治体の窓口、地域の民生委員や福祉委員、様々な相談窓口がそれぞれ「お気軽にご相談ください」と呼び掛けたところで、不安に思っていながらも実際に相談に訪れる家族や当人はどれほどいるのだろうか。
内容がかなりナイーブなことなので対面や世間体、恥ずかしいという感情が先に立ってしまって近所の人に知れてしまうかもしれない地域の人相手に相談するというのは躊躇する人が多いのではないかと想像できる。
実際、ご近所の「相談してね」と声をかける側の立場の方が、ご自身のご家族に関する相談を躊躇しているという話を聞いたこともあるし、また別の方でこちらも相談を受ける立場を長年されていた方だが、ご自身が少し認知症の症状が出てきていることを認識していながらも周りに相談することなく頑張っていらっしゃるというケースも知っている。
やはり日本人は人に対しては「何でも相談してね」と言いながら、その人自身はなかなか人に相談しないという、ある種のプライドや恥ずかしさにとらわれることが見受けられると思う。
そういう意味でもこのようなチャットボットが一般的にも使いやすい、相談相手やおしゃべり相手のような役割を担ってくれれば広がりを見せるのではないかと思う。
来年4月から開始するらしいので出来上がりを楽しみにしている。