こんにちは。
先日いつものようにお気に入りのポッドキャストを聴いていると、気候変動によって将来北海道でしか桜のお花見ができなくなるかもしれないという内容を話していた。
話をよく聞くと、一般的に世間でお花見の対象というとソメイヨシノであるが、この種類は人間による接ぎ木しか増やす手段がないとのこと。
だから全てのソメイヨシノは元が同じ、クローンのようなもので、別の種と交配ならできるが、ソメイヨシノ同士では交配できないらしい。
だからサクランボのようには実がならないのだと。
つまりソメイヨシノは人間が花を愛でるためだけに作り出したクローンで、ある意味肉を食べるためだけに飼育するニワトリなどと同じように考えればよいか。
恩恵に授かっているとはいえ人間のエゴが自然を操っている一例としてちょっと考えてしまう。人間が間違った方向を向いているような気がしてならない。
以前ブログでウチの桜の木からサクランボを収穫できたと記したが、確かに苗を買ってきたときにはソメイヨシノではなかった。
種類はなにか忘れたが、サクランボが収穫できる苗と書いてあった。
だからソメイヨシノの桜前線よりも毎年かなり早く花が咲いていたのだ。
葉桜でもいい、桜でなくてもいいから自然に咲くきれいな花を愛でるというのが人間も自然界の一員であるというためには自然なことで、本来あるべき姿なのかなあと思う。