逃げることがあってもいい

こんにちは。

 

先日ポッドキャストを聴いていると共感できる内容があった。

 

人間生きているとよく「頑張れ」「立ち向かえ」「我慢しなさい」「克服しなさい」と言われるが、「逃げることも大事な選択肢である」という趣旨のことだった。

 

逃げるという言葉はネガティブな響きがあるので厳密にいうと「避ける」「一度引く」というところか。

確かに腑に落ちて、50年も生きていると私にも何度もこういう経験がある。

 

高校受験の時、滑り止めで受けた学校に不合格になり、1.5次で受験したところに合格したが、特待生というオマケをつけられた。

非常に迷ったが、第一志望を受けるには特待生を蹴らなければならない。

第一志望には受かるという保証はない。それよりも必ず受かると高を括っていた滑り止めに不合格になったことで自信を失っていて逃げ腰になっていた。

ウチはそんなに裕福ではないので私学の特待生というオマケは非常に魅力的だ。

考えた結果、当時の私ははっきりと「自信が無くて逃げた」という認識を持って特待生で私学に入学した。

不合格でショックを受けるという怖さが大きく、壁から逃げて目の前にニンジンに食いついてしまった。

 

この時点では私はネガティブ側だったのだが、入学後、その第一志望の学校に合格して進学した他の生徒に負けてたまるか!と必死に勉強した。

「どこの学校に行っても勉強するのは自分。彼らよりレベルが上の大学に行ってやる。」とひたすら頑張った。

 

結果としてそこで先生や友人に恵まれて非常に楽しい高校生活を送ることができたので後悔する気持ちはなくなっていった。おかげで今に至る。

そして今は非常にハッピーだ。

 

目の前のことが耐えられないくらいしんどい場合は逃げる、というかそのまま進まずに一歩引くとか避けて別の道を選ぶとかすることは非常に有効なことだと改めて思った。