父によく言われたこと

こんにちは。

 

私は小学3年から中学2年まではサッカーをしていた。そこで基礎体力はかなりついたと思うが、元来の負けん気が増強されたような気もする。

 

サッカーは接触プレーが多いので当たり負けたりするとカッとなって理性を失い、スライディングして反則を取られることがしばしばあった。

悪い癖だと自分ではわかっていながらなかなか治せなかった。

 

中学になって最初はサッカー部だったが色々あって2年生から軟式テニス部に入った。

自分のサッカーの能力のなさに気が付いたこともあるが、接触プレーでカッとなることを避けようという気持ちもあった。

また、軟式テニスは父親が学生時代からずっとやっていて、私の学校のPTAでも父は毎週学校でテニスをプレーしていた。私もよくそれについて行って教えてもらっていたので初心者ではなかった。

 

テニスを一緒にしていて父に厳しくよく言われたこと、それが「マイナスのことは口にするな」だ。

サーブがなかなか入らなかったりすると「あかん!」「またや!」「入らへん!」「くそっ!」と感情に任せてよく口に出してしまっていた。

そのたびに「言うても入らへん!余計に悪くなるだけやから口に出すな!」と怒られたものだ。

今思い返してみるとネガティブ思考なのは昔からで、それを父が軌道修正してくれていたのだなあと改めてわかる。

 

元々の性格はなかなか治せなくても意識的にプラスに気持ちや言動を持っていくことはできる。

直接父からそういう説明を受けたわけではないが自然と自分で解釈して今は無理にでもプラスに持って行って精神的にバランスを保つことができている。

 

この年になって改めて父の教えというか偉大さというか、身にしみて感じた。